スリランカの農園で、現地のつくり手とSinharaja Herbs Japanのメンバーが並ぶ様子

スリランカでつくられるということ。土地と人の手が育む、Sinharaja Herbsのものづくり

同じ原料を使い、同じ分量を量り、同じレシピでつくれば、同じものができるのでしょうか。

Sinharaja Herbs Japanは、同じレシピでつくっても、土地や人の手によって生まれる違いがあると考えています。

植物が育った土地。気温や湿度。原料が収穫されたときの状態。製造する場所の環境。そして、その土地で植物とともに暮らしてきた人たちの経験や感覚。

レシピには、原料名や配合量を書くことができます。

けれど、ものづくりの中には、一枚のレシピだけでは書き残せないものもあります。

だからSinharaja Herbsにとって、「スリランカでつくられていること」そのものが、製品を形づくる大切な一部です。

今回のJournalでは、なぜ私たちがスリランカでのものづくりを大切にしているのかを、植物、気候、人の手、アーユルヴェーダの智慧、そして現地で実際に見てきた風景とともにご紹介します。

Contents

  1. 同じレシピでも、同じものにはならない
  2. 土地と環境が、ものづくりを支えている
  3. 数字だけでは残せない、人の感覚
  4. アーユルヴェーダの智慧が、すべての商品づくりに関わる
  5. 自社農園と、選び抜かれた原料
  6. スリランカの人が、スリランカでつくる意味
  7. 現地で見た、工場と手仕事
  8. ものづくりと、地域の仕事
  9. スリランカから、その背景ごと日本へ

同じレシピでも、同じものにはならない

Sinharaja Herbsのスリランカ工場で、植物原料をはかりに載せて確認する様子

シャンプーバーやソープをつくるためには、原料とレシピがあります。

何を、どれだけ配合するのか。どの順番で扱うのか。

数字だけを見れば、同じ原料と同じ配合を用意すれば、どこでも同じものをつくれるように思えるかもしれません。

けれど、私たちはそう考えていません。

同じレシピを日本へ持ってきて、同じ原料を揃え、日本で製造したとしても、それはSinharaja Herbsがスリランカでつくるものと、まったく同じものではない。

それは、製品がレシピだけでつくられているわけではないからです。

原料を取り巻く環境もあれば、それを扱う人の経験もあります。

そして何より、その植物が育ち、人々が暮らしてきた土地そのものがあります。

Sinharaja Herbsにとって「どこでつくられているか」は、その土地の気候や植物、人々の経験まで含めて、ものづくりを形づくる大切な要素です。


土地と環境が、ものづくりを支えている

日本には美しい四季があり、一年を通して気温や湿度が大きく変化します。

一方、スリランカは一年を通して比較的温暖な気候の中にあります。

もちろんスリランカにも地域差や雨季・乾季などの変化がありますが、Sinharaja Herbsでは、その土地の気候を理解しながら製造環境を整えています。

Sinharaja Herbsのスリランカ農園に茂る植物の葉

温度や湿度は、固形のシャンプーバーやソープを製造するうえでも重要な条件のひとつです。

原料を扱うときの状態、製造工程、乾燥、保管。

そうしたそれぞれの条件を見ながら、製品はつくられていきます。

Sinharaja Herbsの自社農園と製造工場が同じ場所にないのも、そのためです。

植物を育てるために適した環境と、製品を安定してつくるために適した環境は、それぞれ異なります。

農園で育てた植物は、その場ですべてを製品へ加工するのではなく、湿度や周囲の環境などを考慮し、製造に適した場所に構えた工場で丁寧に製品へと仕上げていきます。

年間を通して比較的安定した環境の中で、原料の状態を見ながら製造を続けること。

それも、Sinharaja Herbsが品質を支えるために大切にしていることのひとつです。


数字だけでは残せない、人の感覚

スリランカの農園で、植物の枝を手に取り状態を確かめる男性

そして、環境と同じように重要なのが、「人」です。

スリランカで暮らしていると、植物や食べものとの距離の近さを感じる場面があります。

例えば、スリランカに訪れると手で食べものに触れ、その香りや温度、質感を確かめながら食事をする文化に出会います。

私たちが現地で過ごす中でも、手で直接食べものに触れることについて、香りや温度、食材そのものをより身近に感じるものとして語られることがありました。

そこには、食べものを単なる「栄養」や「成分」としてだけ捉えるのではなく、自分の身体や感覚と近いところで受け取る文化があります。

植物との関わり方も、どこかそれと似ています。

葉の色を見る。

香りを確かめる。

触れたときの感触を知る。

その日の原料の状態を見る。

長くその土地で暮らし、植物と関わってきた人たちの中には、レシピの数字だけでは表現できない経験があります。

レシピという基準と、その土地で培われてきた人の感覚。その両方が重なることで、Sinharaja Herbsのものづくりは形になっていきます。

スリランカの人たちの手で製品をつくることを重視している理由は、そこにもあります。


アーユルヴェーダの智慧が、すべての商品づくりに関わる

スリランカの農園にそびえ、大きく枝を広げる樹木

Sinharaja Herbsのものづくりを語るうえで、欠かすことのできないものがあります。

それが、スリランカに長く息づいてきたアーユルヴェーダの智慧です。

Sinharaja Herbsでは、アーユルヴェーダのドクターが、すべての商品開発に関わっています。

原料を選ぶこと。

配合を考えること。

試作を行うこと。

使用感を見ながら改善すること。

そして、新しい商品をつくること。

商品が生まれる最初の段階から、その後の改良まで、アーユルヴェーダのドクターとともに検討を重ねています。

現在進めている日本向けオリジナル商品の開発についても、その考え方は同じです。

アーユルヴェーダの智慧は、Sinharaja Herbsのものづくりの根底にあり、原料選びからレシピづくり、試作、改良、新商品の開発まで一貫して息づいています。

植物をどう選び、どう組み合わせ、どのような製品へ形にしていくのか。その各工程で、受け継がれてきた知識が活かされています。

アーユルヴェーダについて詳しくは、こちらのJournalでもご紹介しています。
アーユルヴェーダとは?スリランカに息づく伝統医学について読む →


自社農園と、選び抜かれた原料

スリランカの農園で、摘み取った植物の葉を手にする女性たち

Sinharaja Herbsでは、自社農園で育てることのできる植物については、できる限り自分たちの手で育てています。

植物を育て、必要なときに収穫し、その植物がどのような環境で育ってきたのかを知る。

原料になる前の植物からものづくりを見ることができるのは、自社農園を持つからこその強みでもあります。

一つの商品には、自社農園で育てた植物だけでなく、その製品に必要なさまざまな原料が使われています。

必要に応じて、アーユルヴェーダに関する現地の認可を受けた製造元から、厳選した原料を仕入れています。

軸にしているのは、その製品に必要なものを見極め、それぞれに適した原料を選ぶこと。

自分たちで育てられるものは育て、それ以外のものは信頼できるつくり手や取引先から選ぶ。

そうした積み重ねの先に、一つの商品があります。


スリランカの人が、スリランカでつくる意味

緑豊かなスリランカの農園で、植物を摘み取る女性たち

私たちがSinharaja Herbsの商品を日本へ届ける中で、守っていることがあります。

それは、スリランカの植物を、その土地を知る人たちが扱い、その土地で受け継がれてきた知識や感覚とともに、一つの商品へと形にしていくことです。

私たちは、その一連のつながりそのものを大切にしています。

どんな土地で育ったのか。

誰が収穫したのか。

誰がその状態を見て、製造したのか。

そして、その人がどのような暮らしや文化の中で植物と向き合ってきたのか。

「Made in Sri Lanka」という言葉には、スリランカの土地、植物、人々の手、そして受け継がれてきた智慧まで、Sinharaja Herbsのものづくりの背景そのものが込められています。

土地、植物、人、智慧。そのつながりを大切にしながら、一つひとつの製品がつくられています。


現地で見た、工場と手仕事

私たち自身も、スリランカにあるSinharaja Herbsの工場を訪れています。

そこで目にしたのは、人の手がさまざまな工程に関わりながら、一つひとつの商品が形になっていく製造風景でした。

植物原料を準備する人。

素材を確認する人。

原料を混ぜ合わせる人。

形を整える人。

一つの商品ができるまでのさまざまな工程に、人の手があります。

Sinharaja Herbsの工場に並ぶ、包装前後の固形バーとパッケージ

品質を安定させるための基準やレシピを守りながら、その日の原料や製造状態を見て、各工程の作業を進めていきます。

ハンドメイドだからこそ、製品にはわずかな形や色合いの違いが生まれることがあります。

植物由来の原料が見せる表情も、少しずつ異なります。

私たちは、そうした違いも、自然素材と人の手から生まれる一つひとつの表情として大切にしています。


ものづくりと、地域の仕事

Sinharaja Herbsの工場で、棚に並べた固形バーを確認するスタッフ

スリランカでつくることは、その土地で仕事を生み、ものづくりを未来へつないでいくことにもつながっています。

Sinharaja Herbsでは、フェアトレードの考え方を重視しながら、現地の人々が継続して働くことのできる環境づくりにも取り組んでいます。

植物を育てる人。

原料を扱う人。

製品をつくる人。

一つの商品ができるまでには、多くの人の仕事があります。

日本で一つの商品が選ばれることが、スリランカでそのものづくりを続ける人たちの仕事へとつながっていく。

それも、Sinharaja Herbs Japanがこのブランドを日本へ届ける大切な意味のひとつです。

人がものづくりの軸となりにし、その土地の技術や仕事を未来へつないでいくこと。その積み重ねが、Sinharaja Herbsのものづくりを支えています。

その土地を知る人が、誇りを持ってものづくりを続けられること。

そんな循環とともに、これからも製品をつくり続けていきたいと考えています。


スリランカから、その背景ごと日本へ

スリランカの工場で完成し、パッケージに収められたSinharaja Herbsのソープ

完成した商品だけを見れば、それは手のひらに収まる小さなシャンプーバーやソープです。

けれど、その向こう側には、たくさんの風景があります。

植物が育つ土地。

温暖な空気。

自社農園。

原料を選ぶ人。

アーユルヴェーダの智慧。

工場で作業をする人々。

一つひとつの商品を形にする手。

Sinharaja Herbs Japanが大事にしているのは、その商品が、どこで、誰によって、どのような考えのもとでつくられたのかという背景まで含めて、日本の皆さまへ届けることです。

スリランカで育ったものを、スリランカの人たちが形にする。

その土地の植物、人、智慧、手仕事がつながったまま、日本の暮らしへ届けていくことを大切にしています。

だからこそ、Sinharaja Herbsはスリランカでつくられています。

そして日本では、その背景に敬意を払いながら、品質や法令を確認し、丁寧に商品を皆さまの暮らしへつないでいく。

それが、Sinharaja Herbs Japanの役割です。

Sinharaja Herbsの商品を通して、その背景にあるスリランカの植物や人々、土地まで感じていただけること。それが、私たちが日本でこのブランドを届け続ける理由のひとつです。

Sinharaja Herbsの商品を見る →

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